「型染め」という染色技法をご存知ですか?
インクジェットプリンターやレーザー印刷が登場する以前、着物の柄は手描きか、型を使って作られていました。
手描きは布に直接手で柄を描いていく手法で、一点ものの着物が生まれます。一方、型染めは同じ柄を染めるために生まれた技法であり、非常に長い歴史を持っています。同じ柄を染めるためといっても、大量生産だけが目的ではありません。手書き作業では難しい、とても細かい模様(小紋)を染めるためにも必要な技術です。もちろん、型染めと手書きを組み合わせたデザインもあります。
型彫りには、忍耐と精密なデザインが求められます。この体験では、伝統工芸の一端に触れながら、楽しく着物の歴史を学ぶことができます。
二代目の型彫り職人、西村さんの工房では、着物に関する質問を直接投げかけたり、彼の貴重な作品を間近で鑑賞したりすることができます。

また、彼は自身の技法を別のアートと組み合わせたり、常に新しいものを追求しています。型彫り職人の仕事に必要なのは、型、ナイフ、そして明るい作業場だけです。着物の製作工程の中で唯一、どこへ行っても仕事ができる種類のものといえるでしょう。そのため、彼はこれまで何度もヨーロッパ、特にフランスやイタリアに招かれ、デモンストレーションや講演を行ってきました。

体験内容
1- 工房見学と伝統工芸技法・着物の解説
2- 型彫りの技術を使って、キャンドルホルダーを作ります。まずが、オリジナルデザインの考案!
3- 実践:キャンドルホルダーの型を彫ります
4- 今日の貴重な思い出として、その作品を持ち帰ってください。

ご注意
– ご予約完了後、確認メールをお送りいたします。
– 1回の予約につき、参加人数は4名様までとさせていただきます。
– 12歳未満のお子様はご参加いただけません。
振り返ってみると、西村さんの工房へ訪れて通訳をさせていただくようになってから9年が経ちました。間にコロナ禍を経験しましたが、私としては馴染みの場所となりました。
西村さんの作品の緻密さ、繊細さ、正確さは毎回お客さまを驚かせます。それが単に額に入れて飾るためのものではなく、着物の染色作業に使うものだと思えば、これまで何気なく眺めるだけだった着物への見方が変わるのです。